二月の星のうえ

テイルズが好きです。ほぼネタバレに配慮していない個人的な感想です。

【TOtR】マギルゥとビエンフーの最高にバッドで愛に満ちた平行線

テイルズオブザレイズのイベント「ビエンフーのドギマギ ウェディングプラン」についての感想です。いつものマギルゥとビエンフーとベルセリアメンバーだな~と思わせつつ、最後に少し、原作とは違う未来が垣間見える。確実に、彼らはこの世界に来て変化しているのだと思える最高なお話でした。

以下はいいなあって思ったセリフなどについて。当然のようにベルセリアのネタバレがあります。

 

花嫁が清楚で可憐でなくてはないといったい誰が決めた?
ミントが雪景色に思いを馳せたように。そして……お師さんが花を愛でたように、人の価値観は人それぞれであろう?

メルキオルのことにふれてくれてありがとうレイズ。
原作でのメルキオルは、理想のためなら犠牲を出すことをいとわず、率先してそこに邁進する人物。その理想とは穢れや業魔を生むことのない「意思のない世界」であり、ベルベットたちの信念とは真っ向から対立するものだった。
しかし、感情を殺し自分自身も他の人間も犠牲にしつづけたメルキオルが唯一捨てられなかった「草花を慈しむ心」というものを、ここでのマギルゥは穏やかに肯定している。それぞれに大事なものがあることの例として。
意思のない世界とはすなわち苦痛のない世界のことでもある。お師さんがそれを目指したことも、それはそれで間違いではなかったのだと言っているようにも思う。正解はなく、誰もが自分の思ったとおりに生きていていいのだというベルセリアのテーマにも通ずる、とてもいい台詞。

業魔も対魔士も聖隷も鏡士も鏡精も全員すっこんどれ。ここは儂とビエンフーでオチをつけるでな

長い間、マギルゥにとっての世界はビエンフーと二人きりの世界だったと思う。はじめての友だちで聖隷でコンビで。そしてこれから何百年と経っても、別の世界にきても、ずっと一緒。ビエンフーがいれば十分で最強なんだよなあ~~~

ボクは姐さんについていきまフ。リッチな生活よりも、ボクは姐さんと一緒にいるほうが幸せでフから

あ~~~ありがとう、泣く、結婚しよ

儂についてくるには荷物が多すぎじゃろう。荷物が多いと迷いも増えるものじゃ

大事なモンは幾つも無いさ。大事なのはお互いのことだけだもんね。泣く。

 

今までで一番の笑顔だったんだもの。とってもかわいいわ
マギルゥパイセン、かわいいっすねー!

原作でもロクロウに言われてあたふたしていたけど、どうも「かわいい」と誉められることに慣れていないらしくてむちゃくちゃかわいいよマギルゥ。
ただ、原作でメルキオルから課された最後の試練の内容(ベルセリアの公式設定資料集を読んでください)から考えると、「誉められるのに慣れていない」では済まないくらい結構トラウマなのかもしれない。
最後の試練で、マギルゥは両親たちから「お前はほんとに可愛いね」とたくさん言われたはずで、どうしてもそれを振り切れなかったんだと思う。嘘だとわかっていても、振り切れば現実での幸せがあるとわかっていても、人は幸福には逆らえないのだから。そしてたくさん誉められて期待されても、それに応えることが出来なかったときに、あっさりと捨てられてしまう恐怖もまだ彼女の魂にこびりついているはず。だから誉められたときにどうしていいかわからなくて、でも嬉しくてキャラに似合わず照れてしまっているのも、ほんとうなんだと思うけど。

ちゃんと見届けなくちゃね

このベルベットの台詞がとにかく最高すぎた。
原作でのマギルゥはあらゆることを「どーでもいい」と思っていたのに、自分にはない炎のような強い感情をもつベルベットや仲間たちと出会い、そんな彼女たちを最後まで見届けたいと思うようになってしまった。そして師であるメルキオル・メーヴィンの名を継ぎ、世界を「看取る」のだと宣言し、のちのゼスティリアまでつづく語り部のはじまりとなりました。
「見届ける」とはマギルゥを象徴する言葉であり、マギルゥはすべてを「見届ける」ために生きていくことを自分の意思で選んだ。原作では一貫して、彼女は「見届ける」側だった。
そして「たとえこの世界であっても、あやつの行く末を見届けるため儂はあやつと離れるわけにはいかんのじゃ」と言い、レイズでも彼女の佇まいは変わらない。ビエンフーとの関係も相変わらず。

けれどそれが、レイズ世界に来て少し変化した。
アルトリウスは存在せず、穢れの悪影響もなくなったベルベットが、命を燃やし尽くすことはもうない。アイゼンはドラゴンにはならず、妹とも納得いくかたちで再会できた。それぞれの想いが少しずつ変化して、今度は、ベルベットや仲間たちが、マギルゥを「見届ける」と言ったのだ。
このベクトルの変化は、原作ではありえないことなので、ほんっっっとうに感動した。彼女たちは何にも代え難いそれぞれの意思をもち、この世界でちゃんと生きている。マギルゥがずっと見届けてくれていたことを知っている。マジで感謝しかない。

そしてラストの、マギルゥとビエンフーの最高の一枚。もうかわいい。カウントダウンされてあわてながらも、ビエンフーを呼び、自分の最高の場面を映し出した。好きすぎて泣く。
ビエンフーが素直にマギルゥの方へ駆けていく姿が想像できすぎる……。マギルゥとの日々はバッドだけど比べ物にならないほどハッピーに満ち満ちている。鏡が映す一瞬だとしても、こんなにいい笑顔ができるんだもの。

マギルゥの魔鏡シーンは、原作とビエンフーと再契約した場面でした。今回のイベントとほぼ同じシチュエーション。いろいろあってビエンフーと離れ離れになって、マギルゥはうだうだしながらもビエンフーを実は一生懸命探していて、でも一方のビエンフーはマギルゥより優しい女の子のところでちゃっかりいい生活を送っている。そしてなかば強制的に自分の元に戻らせるマギルゥと、泣きながらも結局そこにおさまるビエンフーという原作通りのふたり。

マギルゥにとって強い想いが焼き付いたシーンは、ビエンフーとともにある自分のこと。それだけが最強で最高の自分なのだと、彼女は知っているんだと思う。


あと、マギルゥとコーキス、意外と気が合っていてかわいかった。
マギルゥがどーでもいいと言うのは実はどーでもよくないのだと、この短い付き合いのなかで見抜いたの、ほんとにさすがだった。
彼はヤンキー気質なところがあるから、姿が大きくなっても「カーリャパイセン」と言ったり、ほかにも組織の中での上下関係を重んじているような節があり(マギルゥ、アニスへのコーキスの一言参照)、マギルゥのことも「実はすごいんだな」と認めているようす。

●マギルゥ
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●アニス
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まあ要するに彼は素直なんだよなほんと。だからマギルゥみたいな一見わけのわからない人のことも見た目や言葉面だけで偏見をもったりせず、内面を慮ることができる。漫才も素直に最後までこなしていたし(ベルセリアメンバーは台本外の方向にぶっ飛んだりしていたのに)、器の大きい鏡精だなと思いました。
なにかの間違いでコーキスとマギルゥ契約してほしいわ~。真名を与えてほしいわ~。コーキス素直でかわいいしファッションがわりと奇抜だしマギルゥの好みなのではないかね?(超個人的願望)


マギルゥについては公式設定資料集の小説が最高に最高に最高に素晴らしいのでベルセリアプレイした人はほんとに読んで欲しい。マジで買って。
あと、私の感想もよかったら読んでください。

テイルズ オブ ベルセリア 公式設定資料集 (BANDAI NAMCO Entertainment Books 56)

テイルズ オブ ベルセリア 公式設定資料集 (BANDAI NAMCO Entertainment Books 56)

 


こんだけ書いてるのに魔鏡出なくてほんとうにつらいけどイベントがとってもよかったので、レイズさんいつも本当にありがとうございます。これからもかわいいかわいいマギルゥちゃんをよろしくお願いします。