二月の星のうえ

テイルズが好きです。ほぼネタバレに配慮していない個人的な感想です。

【ベルセリア】コミカライズ感想(2017年1月号)

Comic REXにて今月からテイルズオブベルセリアのコミカライズ(漫画:蒼和伸さん)が連載開始されました。おめでとうございます。

巻頭カラーでメインキャラ全員のイラストが載っていましたが、思っていたとおり丁寧で綺麗な絵を描く方でした。扉絵はこちら。

 

第1話は、ゲームのプロローグにあたる部分がほぼ原作どおりに描かれていました。
ほのぼのと優しい場面が多いのに、ひとつひとつの台詞がゲームでのことを想起させてどうしても切なくなってしまう。

気になった点などは以下のとおり。

◇ラフィが家に誰もいないのを確認してから、こっそり本を読むシーン
ラフィが自分で古代文字を書いていました。
アルトリウスの書棚に「古代心象文字」に関する書物があったので、ラフィはもうあの辺の本にはほとんど目を通しているのかな。

アルトリウスの所有する本の中にはあまり一般向けじゃないようなものもあるのに、不用心というか、隠しもしていないんだよなあ。そういう意味では、アルトリウスがラフィにカノヌシの古文書を読ませたのは、やっぱり意図的だろうなと思います。

◇羅針盤が未登場
ラフィが本を読んでいる場面には羅針盤の絵がありましたが、ラフィがベルベットに羅針盤のことを話すシーンはカットされていました。今後羅針盤のことに触れる際は、「そういえばラフィも羅針盤が好きとか言ってたっけ」みたいに回想するような感じになるのかな。

さらに、お店に羅針盤が売っていたこと、商人がラフィの写本を買い取ったこともカットされていたので、「ラフィが写本で得たお金で、欲しかった羅針盤を買わずに、ベルベットへのプレゼントに櫛を買った」ということはまるまる抜けていました。

◇緋の夜
ラフィがアルトリウスに刺されたあと、ゲームでは剣からズルッと穴に落ちた感じでしたが、漫画ではけっこうな勢いでぶん投げられていました(笑)ベルベットあれでよく届いたなあ。
そして、ベルベットが左腕を切り落とされる描写がゲームよりもがっつりでした。

今月は、シアリーズが監獄島に助けにきたあたりで終了でした。次回はロクロウとマギルゥまで出てくるかな。

絵がとても綺麗ですし、キャラクターも表情豊かなので、読んでいて声優さんの声が聞こえてくる感じです。
とくに村娘ベルベットが明るくてすごくかわいい~~しスタイルも良くてかっこいい。たぶん蒼和先生にはロクロウをとてもカッコよく描いていただけそうな気がするので、来月がほんと楽しみです。


ゲームやってるときも思ってたけど、ベルセリアのプロローグって鎮めの森・岬と家を何度も往復してるんですよね。
一度で済んだら楽なんだけど、でも、そういう行ったり来たりが彼らの日常でもあり、同じ景色が続く狭い世界にいたからこそ、ラフィは海の向こうへの憧れを抱いたし、やがて「その外での冒険」が姉弟の夢になっていったのかなと思いました。