テイルズオブザレイズ ミラージュプリズン9章『蒼き力を身に纏いし導師』が配信されましたので感想です。
今回もあまりにもテイルズオブシンフォニア過ぎたのでまずその話をします。
マナを受け入れようとせず死のうとしているクラトスのスピルメイズに入り、対話を試みたロイドくん。その彼の台詞は、原作でのオリジン解放シーンを彷彿とさせるものになっていました。
レイズ9章のここ原作のオリジン解放時の言葉に似てるけど、レイズで倒す方と許す方が微妙に逆になってるのがすごない…?ちなみにレイズのロイドくんはこれより前の時期から具現化してるはずなのがまた…別の道を辿りながらも同じ言葉を口にするんだよな~本当にどんな世界でも何度でも救ってくれる pic.twitter.com/TymZEsi25v
— 倉田 (@f_eb) September 26, 2018
【レイズ】
あんたはクラトスの心だろ。俺はクラトスの心を―― いや、過去の英雄クラトスの心を倒した。
だから、いまスピリアに残っているのは 俺たちの旅を導いてくれた傭兵クラトスの心だけだ。【原作】
俺は、俺たちを裏切った天使クラトスを倒した
そして俺たちを助けてくれた古代対戦の勇者クラトスを許す
クラトスには、古代対戦の英雄、四千年生きた天使、世界再生の旅を導いた傭兵、父親……といろいろな面があったのですが、原作とレイズで許す方と倒す方が逆になっているのがすごいなと思いました。
レイズでのクラトスを縛っていたのは「マーテルとミトスを救う」という英雄としての願いで、それが叶った今生きる意味はもうないと言う。でもクラトスにはもっといろんな顔があるんだから、父親とか、ひとりの人間として、ほかの道を歩いてもいい。ただの「傭兵クラトス」でいいんだって、原作とはまた別の道を示してくれました。
ロイドくんがそう言ったのには、スピルメイズに入る前にミトスが「古代対戦の英雄や天使なんかじゃなくて一人の人間として生きていいんだって教えてあげて」と言ったことも影響しているのかな。ふたりのクラトスへの想いが響きあった感じがして、すごくすごくいいシーンでした。
ロイドたちはオリジン解放より前の時期から来ているのだから、具現化された時点からシンフォニアの物語は分岐しているといってもいいんだけど、原作でも、レイズでも、似た言葉でクラトスを許し救ったことがとても嬉しかった。
発売から15年経ってま~たこんな素晴らしいものが読めるなんて、ほんとうにテイルズファンは幸せものだな。ありがとうレイズ。
世界の定義
スレイたちについて、レイズ世界では主神ですらも神依ができないという状況でしたが、アステルいわくその理由は、外部の情報をこの世界の法則に馴染ませるためのエンコード処理の影響で「天族は限りなく精霊に近しいものとして定義されている」からということでした。
本筋には関係ないかもしれないけど、これ、「天族の定義が変わったから神依できなくなった」のではなく「神依できないようにするために天族の定義を変えた」のかもな~とか思いました。
じゃあなんでこの世界はわざわざ「神依できない」よう定義をするのかって考えると、もしかしたら「ひとつの身体には必ずひとつの存在」という絶対のルールがあるのかもしれない。
だから、前世のアニマと現在のアニマが混濁した状態のスパーダとか、別の存在に取り憑けるラムダとかを帝国側が重要視してるのかもしれない。だとするとレイズ世界だけでは、別の存在を身体に入れることになるリビングドール技術は実現不可能だったのだろうな。神降ろしも同様に。異世界具現化をしたことで、レイズ世界の構造が転換しつつあるのかも。
ところで、天族の定義が変わったとなぜわかるのか?と質問されたアステルが「帝国から提供されたデータで知っているだけ」と答えていたので、天族の性質に詳しい人物が帝国側に具現化されている可能性も出てきました。
Z/Bで未実装なのはザビーダ、ロクロウだけだけど、その二人から学術的な話が聞けるとはあんまり思えないので、もっと詳しい奴がいたりしてな。メルキオル的な。
神依と精霊装
レイズ8章で出た「精霊装」って「神依」のことなんじゃ?という話 https://t.co/tjLdmQ9EuC
— 倉田 (@f_eb) August 30, 2018
前回の予想ほぼ当たりだったかな?
アステルから渡された指輪をつけ、精霊を纏う≒神依したスレイとミクリオVSミラ・クレスという、ミラプリ編のオープニングアニメの再現がされてました!なるほどな!イメージ映像じゃなかったのか、すごい!他のOPの組み合わせもこれから見れるのかと思うとわくわくする……
さて、前回8章でルビアが衰弱していたのは、分史ミラを回復させるためにこの世界のマクスウェルを「纏わされた」からでしたが、今回バルドは「この世界の精霊マクスウェルを殺したから、帝国は限りなくあなた(ミラ)に似たマクスウェルを異世界からサーチして具現化したのです」と発言。
あれ?この世界のマクスウェルは殺されているのに、どうやってそれを纏って分史ミラを回復させるの?それに原作での分史ミラは使命を終えてマクスウェルとしての力を失っているのだから、具現化させたところでマクスウェルが欠けた状況の穴埋めにはできないのではとも思うけど、どうなんだろう。ミラと分史ミラはどっちが先に具現化されたの?こっちのミラが具現化されたことで「マクスウェルが死んだこの世界に再びマクスウェルが現れた」ということになってるのか?分史ミラの具現化は目的どおりにはならなかったけど、結果的に「マクスウェルの抜け殻」としては使い途があったってことかなあ。うーんわからん。
「なぜマクスウェルを殺したのか」という新しい疑問も出ました。
異世界のマクスウェルをわざわざ具現化しようとしたのだから、穴を埋めようとしてるのは確かだと思うけど、じゃあレイズ世界に必要なはずのものを、誰が、いつ、なんのために殺したのか、ってことですよね。
今の段階で、精霊を殺して得をする勢力はないはずなので、故意ではなく事故だったのかもしれないね。ゲフィオンがカレイドスコープで精霊もろとも消してしまったという線もあるのかなと思ったけど、でも精霊は最近になって目覚めだしているわけなので、カレスコ乱用していた頃は精霊に手出しできなかったとも思えるし、うーんわからん。
アステルがミラにだけ「帝国には近づかない方がいい。きっと精霊装の道具にされる」と言ったのもよくわかんないんだよね。纏わされる側の道具としてなら他の精霊・天族・聖隷にも「近づかない方がいい」って言うべきだし、纏う側としては導師であるスレイも研究対象たりえると思う。「精霊装」の技術はマクスウェル由来のものなのかな。わからん。
アステルがミラに握手を求めたところは、単に自分の研究対象だった精霊が実在していることにテンションあがってただけだと思うけど。帰ってリヒターに「マクスウェルと握手しちゃった~」とか自慢して普通に怒られてほしい。アステルめちゃくちゃかわいくて和んでしまった。
てか、ローエンがいつの間にか復活していてびっくりしました。
コハクとは違ってただ単に衰弱していただけだったのかもだけど、回復するエピソードはとくにありませんでした。なんでや……イベントでやったりする?
イクスの眼ってどんくらい見えてるんだろうなっていう疑問も。
かなりの広範囲をサーチして探し物とか怪しいものをみつけられるわりには、輸送されているのがスパーダではなかったことには気付いてなかったんだよな。単にスパーダのことも分史ミラのこともよく知らなかったってだけなのかな。
あと、新しく遊べるようになったルーム機能が最高すぎてずっと遊んでる~~~~~~!!!!!!めっちゃ楽しい!!ガイでかい!!!みんなかわいいよ~~~~~~~~!!!
左からピカチュウ、ピカチュウ、別のピカチュウのトレーナー#レイズのルーム大喜利 pic.twitter.com/4PdYWpjtyR
— 倉田 (@f_eb) September 28, 2018