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【更新版/ベルセリア・ゼスティリア】ワールドマップの繋がり、街の変遷についての考察 - 二月の星のうえ
テイルズオブベルセリアは、ゼスティリアの1000年前の時代が舞台だと言われています。
根拠として挙げられるのは以下のような点です。
・TOZ公式設定資料集によると、1000年前に「海賊アイフリードが大陸中を荒らしまわった」、「導師と災禍の顕主の抗争が勃発した」とされている。
また、同時代に「大陸暦が改められる」と記述されている。アルトリウスを倒したあとに、パーシバル王(王子)がウェイストランド暦からグリンウッド暦に改暦することが示されている。
・TOZで、「カノヌシに代わってマオテラスが五大神になった」と言われているが、ベルセリアのエンディングの出来事がこれにあたる。
・エドナの兄であるアイゼンが、ドラゴン化する前の姿で登場し、「いつか俺がドラゴンになったら殺してくれ」とザビーダに言っている。
ワールドマップを見比べても、地理的な特徴が受け継がれています。
↓
一応、代表的なものを地図上に記しています。
TOBのイーストガンド領(赤)に、プルナハ湖
ミッドガンド領(青)の上から、聖主の御座、ストーンベリィ、ローグレス
ウエストガンド領(緑)に、ロウライネ、レニード
離れている島はカースランドです。
ノースガンド(黄)とウエストガンド領の間にあった海峡はなくなり、イーストガンドとミッドガンド領はかなりの隔たりがあったのに一つの大陸になっていて、1000年の間に相当な地殻変動があったようです。
災禍の顕主一行が四聖主を叩き起こした影響なのでしょう。
なお、TOZで行けるのは、TOBのイーストガンド、ミッドガンド、ウエストガンド領にあたる場所までです。
ベルセリア、ゼスティリアに共通する街・人
ザビーダやアイゼンはいわずもがななので省きますが、その他の細かいあれこれをまとめました。
ベルセリア | ゼスティリア | 備考 |
プルナハ湖周辺 | 湖上の街レディレイク | プルナハ湖近辺を開拓しようとしている青年たちがタリエシンにいる。「レディたちからライクされるために頑張る」と言っているが、TOZで述べられる街の名の由来は「湖の乙女」の伝承から。 |
新聖殿聖主の御座 | アルトリウスの玉座 始まりの村カムラン |
ライラから、かつてカノヌシが祀られていた清浄な地(?)だと教えられたミケルは、ペンドラゴ教会神殿からマオテラスを移して祀り、村を作っている。 |
開拓の村ストーンベリィ | 職人の街ラストンベル ヴァーグラン森林 |
鐘楼の建設、ラディッシュベルの開発などが始められている。 街の名前は、村長に立候補する青年ラストンの名前、鐘楼(ベル)、昔の街の名前、からとったか。 村の中にあった切り株は、TOZではヴァーグラン森林にあり、街が作られた場所は微妙に移動しているようだ。 |
栄光ある王都ローグレス | 聖なる皇都ペンドラゴ ペンドラゴ教会神殿 |
大聖堂、広場の噴水がほぼそのまま残っている。TOZで地の主になる天族ムルジムは、シグレの聖隷だった。 |
ダーナ街道南 | アイフリードの狩り場 | 聖寮がここでアイフリードを捕えたことが由来の一つになった。 |
水辺の村レニード ノーグ湿原 |
プリズナーバック湿原 | レニードの漁師が、囚人の遺体(近くに監獄島タイタニアがある)が漂着すると言っている。囚人らしき遺体がよく流れ着いたという逸話からこの名が付いた、とTOZでも説明される。 |
対魔士の塔ロウライネ | 塔の街ローグリン | 塔は崩壊しているがその跡地に街が作られた。TOZにおいては大地の記憶を再生する石碑があり、地脈が吹き出す場所とされている。 |
海門要塞ヴォーティガン | 北の大国との国境 | 地殻変動で海峡はなくなったが、国境になっている。 |
カースランド | カースランド | 場所が変わっているが、TOZでは穢れが強まって時空すら歪んでいるためか。 ドラゴン化したシルバが、ドラゴンゾンビとなっている。 「ここがドラゴン牧場とされた理由はなんなんだろう?」とTOZで投げっぱなしだった伏線が、TOBで回収される。 |
ねこにんの里 | ねこにんの里 | 里の様子はBGM含めほとんど変わっていない。どちらもニャバクラにゼンライが訪れている。TOZでは、「1000年くらい前にはマオテラス様も来たことがあったニャ」と言っている。 |
サウスガンド領 | カースランドの海の向こう | カースランドで「芽を出す巨大な実」が発見できる。スレイたちは海の向こうから流れ着いたのではと考えるが、サウスガンド領から流れ着いたものか。 |
恐怖の島ノルミン島 | ― | ノルミン・アタックがいる(「新しい被り物探してみよかな~カブトとか」と言っている)。アーサーを知るノルミン・ヒーロー、クリムゾン、エターナルはZ未登場。 |
忘れられた遺構イボルク遺跡 | ウェルシュ遺跡 | 遺跡の中に、巨石が祀られるように鎮座している。Zでは、遺跡自体がこの巨石を中心に建てられたのではと推測する。 ※要検証 |
風鳴く谷ブリギット渓谷 | ウェストロンホルドの裂け谷 | 地形が似ているかもしれない。 ※要検証 |
(9/20追記)
サウスガンド領、ノルミン島、イボルク遺跡、ブリギット渓谷について追記。
アイルガンド領の面影がZにもあることから、アイルガンド領も北へ大きく移動し、ウエストガンド領・ミッドガンド領とくっついた可能性がある。
気になること
ベルセリアで、霊峰レイフォルクにあたる場所が見当たらない……。
場所的には、ちょうどイーストガンド領とミッドガンド領がぶつかるあたりなので、地殻変動後に隆起して出来た山なのかしら。
ベルセリアでは誰もレイフォルクのことを話していなかったので、あの時代にはまだなかったんだろうか。
エドナが待っていたのはどこだったんでしょうか。うーん。
でも、アルディナ草原から北の方角を見ると、レイフォルクに似た山の影が見えています。
地理的にもあながち間違いじゃなさそうだし、エドナがいたとしたらそのへんなのかもしれません。
◇
TOZのラストンベルの北にティンタジェル遺跡群というところがあります。
ここは天遺見聞録にも記述がなく、ドラゴンを信仰対象とみなす遺物があったりと、とにかく謎の遺跡でした。
ドラゴンは災厄の象徴である世界になぜこんな文明が遺されているんだろう?と想像だけ掻き立てられてあとは何もなく終わっていましたが、ベルセリアでも一部の人から「ティンタジェル」の話が聞けます。
ストーンベリィ村人「昔、ドラゴンを信仰する”ティンタジェル”という集団がいたそうだ。今は、姿を消したらしいが、あんな怪物を崇めるなんて、なにを考えていたんだかなぁ?」
王都の兵士「(ストーンベリィの)付近には近年までドラゴンを祀る風習をもった少数部族が住んでいたのだが開門の日を境に消え去ってしまったという。おそらく業魔に滅ぼされたんだろうがな……」
まあ、要するにベルセリアの時代でも謎の集団だったようです。これ以上の情報はみつかりませんでした。
なかったことにされず、微妙に話題にのぼったことに驚きました。
◇
ローグレス離宮の図書室で、三大奇病の本が読めます。
業魔病、十二歳病、黒水晶病(人間が生きたまま黒水晶の塊になってしまう)が載っているのですが、「黒水晶病」については本編でとくにふれられていません。
まあ意味はないんだろうなと思いつつ、ゼスティリアのチャットを調べていたら、「アリーシャ(ディフダ家)の先祖に、見たものを黒水晶に変える魔物を打ち倒した勇者がいる」という内容のものがありました。
アリーシャの鎧が、その人のものだと伝えられているらしい。
ティンタジェルと同じで「黒水晶」についてもこれ以上ふれられておらず、あんまり意味のない設定なのかと思いきや、B、Zどちらにもこっそり登場しているという……。
執拗にぼかされて描写されているので、続編があるとしたらここらへんをやったりするのでしょうか。
テイルズ オブ ベルセリア 公式設定資料集 (BANDAI NAMCO Entertainment Books 56)
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