二月の星のうえ

テイルズが好きです。ほぼネタバレに配慮していない個人的な感想です。

【実質無料以上】ザレイズ1部フルボイス感想・各章登場キャラクターまとめ

テイルズオブザレイズにて、第1部メインシナリオがフルボイス化されました。すごい!おめでとうございます。
初めてテイルズ作品をプレイしたときに「キャラがよく喋る」ことに衝撃を受けたのを今でもよく覚えているのですが、やっぱりテイルズはキャラが喋ってこそのコンテンツだな~と思いました。フルボイス化され、感情が吹き込まれ、よりメインシナリオを楽しむことが出来ました。

なお、フルボイス再生は有料の機能なので、お金を払わないと楽しむことが出来ません。
フルボイスパックとして発売された内容は以下のとおりでした。

・1部メインシナリオフルボイス化
・10連ガシャチケット(魔鏡1枚確定)
・好きな魔鏡・鏡装を1つずつ選べるセレクトチケット
→合計金額:2,940円

ふつうに10連しようとしたら3,800円必要なんだけど、フルボイスパックを買うと2,940円で10連できるから、フルボイス機能は実質無料どころではなく「-860円」なのではないか???しかも10連は魔鏡確定だし、セレチケも付いてるからもっと安い……?(?)

とにかく、計算上フルボイス機能は-860円以上だってことだ~~~!意味がわからない!レイズくん安定の大盤振る舞いありがとうございます!

さて、メインシナリオフルボイス化にあたり、内容の加筆修正がありました。
とくに序章や序盤の内容が大きく変わっていました。(大筋は同じですが)
見比べるものが自分のメモくらいしかないので記憶違いだったらすみませんが、世界構造の説明の詳細化に加え、マークやファントムが裏で動いていたことや、異世界具現化で命まで含めて造り出してしまっているという行為への恐れ、ゲフィオンへの不信感、イクスの心配性・過去の失敗、イクスの両親などについて、修正前よりもかなり序盤から詳細に描写されているように感じました。この世界・登場人物の設定や、2,3部へ繋がる感情の揺れが、わかりやすくなったと思います。
でもまあ伏線だからなのか私の読解力がないのかはアレですが、やっぱりまだよくわからない部分とかは残ってるので、今後すっきりするのを楽しみにしています。
その他、細かい台詞や口調の修正がだ~~~いぶ入っています。シナリオ班のみなさまおつかれさまです。

登場キャラクター一覧

せっかく全部聞いたので、何章でどのキャラが出ていたかまとめてみました。抜けてたらこっそり教えてください。
★は私のコメントとかです。

【序章】イクス、ミリーナ、カーリャ、マーク、ルック、ゲフィオン
※以降、イクス、ミリーナ、カーリャはほぼ毎回登場するので省略します。

★修正前は描写のなかったイクスの超記憶力について描写されている。
イクスたちとマーク、ルック(修正前は名前なし)の会話が増えている。
イクスの両親のことに触れる回数が増えている。
「俺も【あんなこと】がなければここで魔鏡の勉強をしてたのかな……」と言うシーンが追加。
峠の上からセールンドの街を見下ろすシーンは削除、いきなり城下町に入る。
ゲフィオンが「イクスとミリーナを探している」ことが明確になっている。
オーデンセが壊滅したことを聞いたとき、ミリーナが心配したのは「叔母様、イクスのお祖父様、村のみんな」。ミリーナは両親と暮らしていなかった?もしくはすでに死亡している?
「アイギスの消失によって宮廷鏡士もほぼ全滅した」の意味がよくわからない。なんで??笑
修正前序章では一度も登場しなかった「キラル分子」という用語が登場。修正前は「さあ、始めるぞ。アイギスを癒すエネルギー、"アニマ"に満ちた、異世界の具現化を!」というざっくりした説明のみだったが、「アニマの流失を防ぐアイギスを修復するために、膨大なキラル分子が必要。なので異世界を具現化しそこからエネルギーを得る」(異世界のアニマはキラル分子に変換されるのでそれをアイギスの修復に使う)みたいなニュアンスになってた。(鏡精を殺してキラル分子を得ていたことが明かされた3部にきれいに繋げるためか、鏡士がいなくなったので「キラル分子」の確保が難しくなった、という説明も追加)

【1章】マーク、ファントム、ガロウズ、ユーリ、ラピード、ゲフィオン、ルック

★マークとファントムの会話が追加。なお、ファントムという名前判明前は「救世軍幹部」と記載されていたが、修正後はすべて「???」になった。救世軍幹部という肩書きは消えました…
そういえば最初は「この世界が落ち着いたら元の世界に帰します」って言ってたんだなあ…
救世軍に気を付けるようゲフィオンから釘を刺されるシーンが追加。

【2章】ソフィ、マーク、ゲフィオン

★イクスが「小さい子が苦手」というシーンが追加されている。
ゲフィオンにマークのことを報告した際に「心当たりも……ないではない」という台詞が追加。ゲフィオンはフィルが救世軍にいることを知らなかったし、修正前はマークのことを聞いてもとくに反応がなく、鏡精マークのことを知らなかった(あるいは記憶を切り離していた)のかと思ってたけど、知ってたの??ならなんでフィルも救世軍に関係してるって思わなかったんだろう。

【3章】ルーク、ジェイド

★ルークによるジェイドの声マネが上手くて、さいしょ子安さんが喋ってるのかと思ったw
綺麗なジェイドと本物のジェイドの微妙な違いが本当にうますぎて感動したので絶対聞いてください。

【4章】スレイ

【5章】ジュード、ゲフィオン

★イクスの記憶力が異常にいい(図鑑なども一度見ただけですべて覚えられる)ことについて、ジュードから「忘却機能がうまく働いていないとも取れる。ネガティブな情報が忘却されず、それに振り回されてしまう」というデメリットが指摘されるシーンが追加。
ゲフィオンがカーリャのことを心配するシーンが追加。自分に鏡精がいたことは覚えてるのか?覚えてないけど心配した?
「ダメンジの実」のアクセントが人それぞれすぎたのが気になった笑
あと、ジュードくんの声優である代永さんは現在活動制限されており、フルボイス収録時も体調があまりよくなかったのか若干きつそうなんですが、録ってくださりありがとうございました。

【6章】ルーティ、アトワイト、リオン、マーク

★フルボイス版のルーティの声優は今井由香さんから小松由佳さんに変更されています。
「イクスは小さい子が苦手」という話の際、いろいろ心配してしまいうまく接することができないから、という説明をしたあとミリーナが「……それか、私のせいかも」と言うシーンが追加。なんで??
「オーバーレイはネーヴェ家の鏡士だけが使える秘伝魔鏡術」という説明が追加。
マークに「イクス、俺が何も知らないと思ってるのか?お前が過去に何をやらかしたのかを」という台詞が追加されていましたが、いや~実際やらかしたのはフィルだし~ほんとマークも何も知らされてないんだねえ~っていうアイロニーを感じました

【7章】メルディ、キール、ガロウズ、マリアン、デミトリアス

【8章前編】スタン、ルーティ、ディムロス、アトワイト、リオン、シャルティエ、マリアン、マーク、ファントム

★ミリーナを牢に連れていく役を、修正前はマークから命令されてファントムがやっていたのが、マークから別の兵士へ指示→ファントムが「あなたでは彼女に不釣り合いです。私がエスコートしましょう」と自分から申し出るという流れに変更されている。
ちなみに修正前シナリオでは、この章でファントム(救世軍幹部)が初登場。

【8章後編】スタン、ルーティ、ディムロス、アトワイト、リオン、シャルティエ、マリアン、マーク、ファントム

【9章前編】ジェイド、キール、リオン、ガロウズ、ゲフィオン、ロイド、リフィル、ジュード、ファントム、ミトス、マーク

リフィルに出会ったジェイドがマジで楽しそうにはしゃいでてにこにこしてしまう。ジェイドの「はい、リフィル先生!」はぜひ聞いて欲しいwwww

【9章後編】ロイド、ジェイド、ユーリ、ラピード、ガロウズ、ファントム、リフィル、キール、マーク、ゲフィオン、ミトス、リヒター、ディスト、チェスター

【10章】ジェイド、ベルベット、ライフィセット、スレイ、ミクリオ、エドナ

★ベルセリア大好きだから言うんですけど、原作にも負けず劣らずなベルベットの壮絶な演技が本当に良くて最高でした。それとゼスティリアの面々との出会いも声付きで聞けてよかった。

【11章】マーク、ファントム、アルヴィン、チェスター、ジェイド、リフィル、ロイド、コレット、クレス、リヒター、リタ

【12章】マーク、カノンノ・E、ディスト、シェリア、リタ、キール、ファラ、ガイ、チェスター、ガロウズ、リッド、ルック、リフィル、カイル、ロイド、ルーク、ユーリ、ジェイド、マリアン、リオン、クレス、コーキス(幼体)、ファントム、ゲフィオン、ミトス、スタン

★用語のアクセント統一して欲しい。ミリーナは「ビフレ↑スト」だけど、ルックは「ビ↑フレスト」なんだよなあ。ミリーナが合ってると思うけど

【13章】ゼロス、クラトス、フィリップ、コーキス(幼体)、チェスター、リフィル、ロイド、キール、リオン、アーチェ、ジェイド、リタ、ディスト、ルック、マーク、カノンノ・E、ロイド、デミトリアス、ファントム、ゲフィオン、ガロウズ、ジュード、カイウス、シング、セネル、ルカ、ヴェイグ

【14章前編】ジュード、コーキス(幼体)、キール、リタ、ガイ、シェリア、マギルゥ、クラース、セネル、ヴェイグ、ユーリ、アルヴィン、クレア、リフィル、ゲフィオン、フィリップ、カノンノ・E、ミント、リタ、マーク、チェスター、クレス、リオン、カイウス、シング、ジェイド、ルーク、カイル、ガロウズ、ベルベット、スレイ、メルディ、ルーティ、スタン、ロイド、ソフィ、ラピード、ファントム、デミトリアス、ディスト、ミトス、リヒター、コレット、リッド

★ミスなら絶対修正して欲しかったゲフィオンの台詞「過去から甦らせた新生ティル・ナ・ノーグに(当時からみて)十年前――今現在からは二十年前の時代からイクスやオーデンセの人々を甦らせたのだ」ですが、「今現在からはおよそ二十年前」に変更されていました。マジでなんでそこだけ追加したのかよくわからない修正……相変わらず「記憶を経由することにより10年しか遡れないという過去具現化の制限を突破し、(3237年、本編開始の直前の時期に)20年前の世界からイクスとミリーナを具現化した」という3部の説明との矛盾が解決しない……ゲフィオンの台詞じゃイクスたち10年間成長してないことになるし、記憶を経由しての具現化にも触れていない。やっぱこのへんのゲフィオンの記憶がおかしいの????でも聞いてる方も「今から10年前に、その時からみて10年前の時代の17歳のイクスを具現化したなら、いまのイクスが27歳になってないのおかしくね?」って気付くはずなんだけどなあ…

【14章後編】フィリップ、ファントム、チェスター、クレス、アスベル、エミル、マルタ、アーチェ、スタン、ファラ、エドナ、ミクリオ、コンウェイ、エリーゼ、リアラ、リオン、ジューダス、ゲフィオン、ライフィセット、ユリウス、レイア、アリーシャ、ティア、ミラ、アイゼン、ガロウズ、エル、マリアン、クレア、デミトリアス、ルドガー、レイヴン、ジェイド、セネル、ヴェイグ、コーキス(幼体)

 

以上です。
12章以降とか一瞬だけの台詞のキャラも多いのに、みんなちゃんと喋っててすごい!!と思いました。総勢何人いるの…それが-860円で聞けていいのかよ…

先にも書いたけど、今回の修正では、世界の構造やアニマやキラル分子などのエネルギーについて、と、イクスの異常な記憶力や両親についての描写がとくに加筆されていたと思います。
エネルギーの話は3部の死鏡精の問題に直結するし、イクスの出自というかネーヴェ家の謎については今後の伏線になってるのかなと思います。
フルボイスパック買わない人も、1部のシナリオをこの機会におさらいしてはいかがでしょうか。
なお、イベントで仲間になるキャラや、メインシナリオに深く関わるイベント(8,9章の間のD2イベントなど)の補足はとくにされないので、話が飛んでいるように感じたり、いつの間にかキャラが増えていたりする場面は相変わらずそのままだったりしましたが。

やっぱり声がつくと、聞き入ってしまう場面がたくさんあり、文字で読むだけとは違う感動がありました。
ぜひ2部以降もフルボイス化して欲しいな~~と思うので、みなさん買ってください。
2020年もよろしくおねがいします!

テイルズオブジアビス 3 (電撃コミックス)

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