ザレイズ初出情報からあらためてコンウェイについて考える
テイルズオブザレイズ7年間ありがとうございました。
大好きでした。生き甲斐でした。
ザレイズのおかげでほんとに7年ず〜っとテイルズの話ばかりしてました。毎月のシナリオ更新、新規キャラ参戦や魔鏡追加を心待ちにして過ごした7年は、とても幸せな時間でした。
私はもともとテイルズオブシリーズが大好きで過去作品は8割プレイ済でしたが、ザレイズを始めてからイノセンスRが気になって(無印しかやったことがなかった)プレイしてみたところコンウェイ・タウという謎のキャラクターに正面衝突して大好きになってしまいそれ以来常にコンウェイさんのことを考え続けるようになってしまいました。
そんなコンウェイさんが登場するザレイズのシナリオなどを見返してきたので、あらためて私見をまとめました。
数年分の感想や考察と、今思い付いたことをまとめていますが、確定していないことが多いので、根拠は挙げているものの考察内容がまったく外れている可能性大です。
原作でのコンウェイについて
原作テイルズオブイノセンスR(2012)において、コンウェイの目的やそれを実行するための手段などについて次のように断片的な描写がされています。
・「人は失って初めてその存在の大きさに気付く」「でもキミは『まだ』そうじゃない」「キミも後悔しないように気をつけてね」

コンウェイの行動原理を知るための重要な台詞です。(自分のこととははっきり言っていませんが)失ってはじめてその大切さに気付き、とても後悔している旨を繰り返し発言していました。
・「ボクに弟はいない」
兄を亡くした子どもとのやり取りの中での台詞ですが、じゃあコンウェイには兄姉妹がいるのか?弟は亡くしたのか?家族構成がわかりそうでわからない、結局何もわからない一言。笑
・トライバース世界への帰還

イノセンス世界からトライバース世界に帰還できた人間は数千年間ひとりも存在していません。イノセンス世界へ辿り着いた人たちは過去にいましたが、魔物などに襲われ全滅しています。また、トライバースからイノセンスへ渡る際、キュキュは自分以外の複数いた仲間をすべて失っています。
イノセンスからトライバースへの帰還は、ザレイズ世界から元の世界に戻ろうとしたときに死ぬ確率(99.999999999%)並みに厳しくほぼ不可能だったようです。
コンウェイはキュキュに出会った際珍しく必死な様子で「生きて帰るぞ!」と言っており、本気で生還を目標にしていたようです。にもかかわらず帰還できる確率が限りなく低いイノセンス世界に単独で来ているということは、コンウェイにはもうすでに失うものがなく、他に選択肢もなく頼る者もない、決死の覚悟だったことが想像できます。
・魂の檻と二つの魂
コンウェイはイノセンス世界に来て二つの神の魂を回収します。彼の手にはめられたレンズは魂の檻という装置で、魂を収容できるようになっています。持ち帰った魂をどう使うかは明言されていませんが、先述した発言などからふつうに考えれば、コンウェイの目的は「死んでしまった大事な人を復活させる」ことだったと予想できます。
死んでるくらいじゃないと、彼がほとんど不可能な方法に賭けてイノセンス世界までやってくる無謀さの説明がつかないし、二つの魂と引き換えにするものはやはり魂でないと釣り合いがとれないのではないでしょうか。
・死者蘇生の書

二周目以降で、いろいろなイベントをこなし、落ちる確率の低すぎる素材を10個集めてようやくゲットできる最強武器「真書アスクレピオス」の説明文に「死者蘇生」のことが書かれているのものすごいヒントなのではないでしょうか。
回復術を一切覚えないコンウェイの最強武器が医神の書であるというのも意味ありげです……。
・その他
コンウェイが口にするのは自身の後悔くらいで、誰かへの恨みを吐露することはありません。ビズリーのように精霊や神などを憎悪しているわけではなさそうだし、アルトリウスのように人間に対して絶望してるわけでもなさそうです。(むしろ面白い人間に興味があり好き。)
贖罪についての言及もあるので、彼の後悔をつくった原因は自分自身のせいである可能性が高いのかもしれません。
ザレイズでちょっとわかったこと
トライバースの技術

コンウェイは「コンウェイの世界の技術に興味があった」というディストによってティル・ナ・ノーグに具現化されました。(2017.10)
ディストがとくに興味を持つ技術はおそらく「死者蘇生」に関するものです。(異世界へ渡る技術にはあんまり興味なさそうな。)トライバースの技術なのか個人の特殊能力なのかどうかは不明ですが、コンウェイの持っている魂の檻は恐らく「死者蘇生」のための道具なので、ディストはそれに関心があったのかもしれません。
ところで、元の世界で失った大事な人の復活を望んだキャラたち(チェスター、ミトス、リヒター)がディストによって四幻将とまとめられていましたが、もしコンウェイが死者蘇生に失敗していたらティル・ナ・ノーグでの復活に賭けてこの四幻将に入っていたのかもしれないと思うと面白いです笑
「姉」がいる
コンウェイがザレイズに実装された際、スキットにて彼に「姉」がいるらしいことがわかりました。(2017.10)


「もう会えないと思っていた姉さんに思いがけず再会できたとき どんな顔でどんなことを言えばいいのか…」というのは、まだトライバース帰還後に姉と顔を合わせて会話できていないということなんでしょうか?
また、「姉にどう贖罪するか」に関心を寄せていたことから、彼も同じ境遇である可能性があります。
ということで、以下、コンウェイの目的は「死んだ姉の蘇生」であるということにして話をします。
コンウェイの目的
ガラドのスキットにて彼の目的は「ボクと姉上の幸福」であったと語られました。(2021.1)
また、「姉上」という呼び方も明らかになりました。


彼の目的は(国家的使命を帯びていたキュキュと対照的に)どこまでも個人的で、打算もなくただただ自分たちの幸福のためだった、ということがわかり、ものすごく彼の解像度が上がって当時とても嬉しかったです。
そのときの叫び。
レイズでのトライバース新情報を踏まえ、イノセンスRのコンウェイの台詞を読み直した感想 https://t.co/Cij8Kg6owA
— 倉田 (@f_eb) 2021年1月23日
コンウェイのキュキュに対する態度から、同じ敵国出身のガラドにも簡単に心開くことはないのではと思っていたのですが、ガラドが「己の欲するところを知る人間」だとわかった途端に自分の話をペラペラ喋りだしたのおもしろかったです。
そういう人間は大好きだと原作で言っていましたが、自分の幸福を優先した者同士ということでガラドのことをさらに好ましく思ったのかもしれません。
ガラドが、同郷のキュキュではなくコンウェイの方が「案外、仲良くやれそうだ」と言っているのもすごく好きなんですよね。キュキュはこの世界でもずっと国のこと考えてて、でも男二人は自分が幸せならよくて国のことは別に……ってなってる構図ほんと良いです笑
ガラドが加わったことでトライバース組の人間関係にめちゃくちゃ深みが出たの最高すぎる大好きです。トライバース編が出たらパーティの雰囲気こんな感じだったんだろうな……とか考えて……なんで世に出てないんだろうな……
原作ED後から具現化までの間

イノセンス組は原作エンディング後の時間軸から具現化されており、コンウェイとキュキュも同じくトライバース帰還後しばらく経ってからの具現化のようでした。(キュキュは士官生徒から准士官に昇進していました。)
ティル・ナ・ノーグに来たコンウェイは「元の世界のボクはやることはやったみたいだし」「ボクの目的は果たされた」「ハスタにはもう興味がない」旨の発言をしており、恐らく回収したハスタとチトセの魂はすでに利用済で、姉の復活?も済んでいるのかな?と思いました。
そのためか彼はとくに元の世界に帰りたがっているわけでもなく「気楽な物見遊山」と、知らない世界の物語を楽しんでいるようでした。
しかし、オフライン版にて配信された最終章(2024.7)にて鏡映点たちをティル・ナ・ノーグに残すか元の世界に返すかの選択を観測者である私たちが迫られた際、コンウェイから「『あれからどうなったか』は気がかり」という発言がありました。

とはいえ気がかりな程度でダオスのように本気で帰りたがってるわけではなさそうです。ひとまず姉復活という目的は果たしたけれど、姉に危険が及ぶ可能性はまだ残っていて……みたいな状態だったのかな。
キュキュの国との戦争も終わってなさそうだし、敵対勢力とかに姉が狙われるのは続いていて、それらの排除はまだ完了していなかった、みたいな感じでいろいろ問題残ったまま具現化されたのかな。
でも少なくとも、イノセンス世界から持ち帰った魂を使って当初の目的をやり遂げたのは確定なんでしょうね。
コンウェイがんばったんだなぁ。すごい。元の世界の自分がきっと姉上との幸福叶えてるはずだよ。安心してティル・ナ・ノーグに残ってていいのよ……笑
ところで最終章で喋るとは思わず本当に驚きました。さすがに主人公ヒロインばかりの中、最後の最後に何か言う台詞あるとは思わないじゃん!?!?この流れならないかなーと思ってたからほんとにびっくりしたけど、ほんとに嬉しかったです。なに喋るの!!??って、画面タップする手が震えてた。いまだに思い出すとどきどきします。台詞用意していただいてほんとにありがとうございました。
ザレイズでほのめかされた情報
コンウェイが登場するシナリオやスキットに共通する話題から、彼に関する設定をさらに掘り下げることができます。
宗教
コンウェイが登場したザレイズ季節イベントでは「ボクの国と違って、ここでは宗教がずいぶん親しみやすい形になっている。参考にさせてもらいたくてね」「世界が違えば、理も違う。宗教に対する考え方もここまで変わるものなんだ」(ハロウィン)と発言があったり、お正月のしきたりについて街の人にいろいろ話を聞いて興味津々だったりと、彼が宗教的な慣習にとても関心を持っていることがわかります。

コンウェイの国における宗教は人々にとって厳格なもので、それも戦争の原因になっていたりするのでしょうか?
ちなみにキュキュからは宗教に関する発言はありません。また、ガラドいわく、コンウェイの国は「小難しいことを言う。なんでもかんでも意味を考えすぎ」なので、キュキュとガラドの国には宗教が存在していないのかもしれません。
かなり熱心に宗教のあり方を観察していることから、コンウェイ自身が宗教的指導者に近かったり、宗教を利用できる立場だったりするのでしょうか。後述する内容も併せると、ある程度の身分があることが予想できます。
王様
ガイアスのスキットにて、ガイアスからトマト嫌いを指摘されますが、大人げなくやり返して(笑)「王様?」と煽ったり、ダオスと邂逅した際はダオスの「王」としての器量を試すような場面がありました。


ダオス攻略戦のコンウェイ・タウ~~~~!!!! https://t.co/6EMaIlCrBN
— 倉田 (@f_eb) 2019年3月6日
原作では「王」に言及するシーンはありませんでしたが、ザレイズではやたら王に対しちょっかいかけています。
また、キュキュの信頼度スキットにおいてもキュキュがウッドロウと「王様のなりかた」について会話しています。
コンウェイとキュキュと「王様」(キュキュの信頼度スキットのネタバレあり) https://t.co/EdPz189qRc
— 倉田 (@f_eb) 2020年5月11日
これだけ言及があるということは、コンウェイも王に近い立場だった可能性が高いと思います。
攻略本などで衣服や振る舞いについて「上品」「宮廷のような華やかな場所が似合う」といった表現をされていることがあったり、キレると一人称オレになったり、姉上・姉さんと呼び方を使い分けているようなのも公私を分けている人間という感じがするので、やっぱり身分が高そうです。
しかしながらキュキュと違い、コンウェイの行動は個人的で、国や王とは何も関係ないようでした。
あるいは何か問題があって王族的な身分から抜け出そうとしていたのかな?彼と姉は立場が弱かったのかな?いろいろあって王になれなかった一族とかなのかもな?なにもわからんが
キュキュとコンウェイはすべての要素が鏡のように相反するキャラクターとして描かれていますので、キュキュは一兵士に過ぎないながらも国や民族全体を見守るような王の視点を持つのに対し、コンウェイは(高貴な身分でありながら?)完全に個人的な目的のみを優先させている、という対比の構図もあったと予想できます。
姉との関係?
ザレイズではコンウェイの「トマト嫌い」ネタは頻繁に登場していましたが、なぜか鉄板である「女性に間違われる」ネタは1コマ漫画でもスキットでも一度も触れられませんでした。ゼロスくんとかがコンウェイに声かけてくるのを楽しみにしてたけど誰も何も言ってきませんでした笑
(かろうじて、カロルのスキットでルカに女装を勧めて自分はしれっと回避してたのがあっただけです。容姿についても、モブから「顔が良い」と言われたり、エルマーナから「相変わらずの美人さん」と言われてたくらいかな。ちなみに「顔が良い」には怒ってなかったけど「美人さん」にはちょっと怒ってた笑)
単に今の時代に配慮して?なのか、そのネタを深堀りすると特大ネタバレに繋がるから触れられなかったのでしょうか……?
女性に間違われるのを嫌がる設定は当然姉と何か関係があると予想できますが、個人的には「姉と顔が似ている」ということに由来するのかなと思っています。
でも死んだ姉に顔が似てるなら、女顔とか言われるたびに毎回いろいろフラッシュバックしてしんどくなりそうですよね……わざわざこんな設定にしておいて姉に何も関係ないはずないと思うのですが、関係があるなら本人はかなりきついはずで、周囲も気楽ないじりネタとして扱えないはずなんですよね……。
「姉と自分を間違われたせいで姉が殺された」みたいなトラウマに直結してる場合は余計に面白がって遊ぶネタではなくなるし、コンウェイの反応としてもキレるって感じではないと思うので、少なくとも姉上の死因?に直接関係はないのかもしれません。
原作のシステムまわりのテキストすらも女性ネタでいじるのを面白がってる雰囲気があったので、コンウェイの後悔とは関係のないところで形成された地雷なのかな……
これで姉とはなにも関係なくただ「美人すぎてしょっちゅう女性に間違われてうんざりしてる」ってだけだったら開発陣の趣味すぎない!?って感じで笑っちゃうけど ……笑
ちなみにですが、クレストリアで、なぜかフォルテ(絡んだことのない敵の双子の兄)と戦闘時に掛け合いがあり、冷静な魔術師同士という組合せなのかなと思いますが、実は「コンウェイも双子」という共通点があるのでは??とずっとひっかかっています。
クレストリアのサービスが続いていたらシナリオで関わりがあったのかもしれないので、それも見れなかったのが残念です。
また、ザレイズ2部2章でナーザが初登場した際、イクスと同じ顔をした彼を見た仲間たちが慌てる中でコンウェイ一人だけ「……」と意味深な無言台詞があります。
コンウェイはザレイズ世界のことは何も知らないし魔鏡術にも疎いから、ナーザとイクスの関係を詮索しても無意味だと言っていましたが、「同じ顔の別の人間」に対して何か思うところがあるのかもしれません。
その他いろいろな話で盛り上がれて本当に楽しかったです!
ザレイズ19章 コンウェイとキュキュのトライバース語会話らへんの感想 https://t.co/IuYLm0vnUf
— 倉田 (@f_eb) 2022年7月26日
コンウェイがハスタに「○○○○○○○○○○○○○○○○○○」と言っていたけど https://t.co/bT1FeYNQYH
— 倉田 (@f_eb) 2020年5月11日
テイルズオブイノセンスRのコンウェイさん、美人とか上玉とか色っぽいとか言われすぎでほんと面白いな24歳成人男性でcv野島健児の美少女 pic.twitter.com/TJ2UrNorKk
— 倉田 (@f_eb) 2024年4月9日
テイルズオブザレイズ7年間本当におつかれさまでした。
原作と地続きの世界で大好きなキャラクターたちが活躍する姿を見れて、原作では操作できなかったキャラまでも綺麗な3Dで操作できて、世界を越えて新たな関係性を築くキャラたちの姿が嬉しくて、原作では見られなかった素晴らしいifに涙して、地獄のようなオリジナル展開に毎月悲鳴をあげ続け……どれもこれも本当に素晴らしい体験でした。
私生活が忙しくなかなかブログを更新できなくなりましたが、シナリオが更新されるたび長文感想を書いてブログに載せたりツイッターでもあーだこーだずっとザレイズの話ができて本当に楽しかったです。
大好きなテイルズの世界を広げてくれて、長い期間ほんとうに楽しませてくれて、ありがとうございました。
コンウェイやトライバースについても少しだけ知ることができ、感謝しています。
いつかどこかでちゃんと彼らの物語を知ることができたらなぁ。ずっと待ってます。
ザレイズくん、ありがとう。
私にとってかけがえのない作品です。ザレイズくんとの思い出をずっとずっと大事にします。たくさんの夢を見せてくれてありがとう!