テイルズ オブ ベルセリア 公式設定資料集(12/17発売)買いましたので、レビューします。
ただ、内容があまりにも素晴らしかったのであまりネタバレしたくありません……のでみなさんぜひ買ってください!!!!
テイルズ オブ ベルセリア 公式設定資料集 (BANDAI NAMCO Entertainment Books 56)
- 作者: キュービスト
- 出版社/メーカー: 山下書店
- 発売日: 2016/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ページ数は159ページ。ゼスティリアの公式設定資料集と同じページ数です。
構成は以下のとおり。
・メインシナリオ 15ページ
・キャラクター解説 15ページ
・世界観について 21ページ
・イラスト 60ページ
・キャストインタビュー(パーティキャラ) 12ページ
・開発スタッフによるQ&A 2ページ
・オリジナル小説・チャット 16ページ
また細かい検証は別記事に書きますが、まずは買って欲しいので(笑)全力でおすすめしたいポイントを挙げていきます。
・メインシナリオライターの平松正樹さんが担当されたオリジナル小説が素晴らしい。
「真名」にまつわるお話が5本【モアナの名前/テレサと聖隷一号・二号/マギルゥとビエンフー/ザビーダとテオドラ/シアリーズ】載っていました。
とくにマギルゥとビエンフーの過去についてのお話がよすぎて号泣したし、マギルゥとビエンフーのことがもっともっと好きになったし、マギルゥのフィギュア出たら絶対買うからはやく出してくださいよ~~!!!って感じでした。
このお話では、<マギラニカが生まれてからのこと/見世物小屋でのこと/ビエンフーとの出会い/メルキオルとの修行/最後の試練/グリモワールのもとでのこと/マギルゥになるまでのこと>がわかります。正直言って、わたしがず~~~~っと知りたいと思っていたことが、全部書かれていました。本当にありがとうございます。本当にみんな買って欲しい。
これを読むと、アバルでメルキオルがベルベットにかけた幻術や、マギルゥの「人は苦痛には耐えられるが、幸福には逆らえん」というセリフの意味がまったく違うものに思えてきます。本当に、本編の細かいセリフとのリンクがすごい。「あ、このセリフって、こういう意味で言っていたのか……」と気付かせてくれて、ベルセリア世界にもっとのめり込んでしまう。そしてエンディングでやっぱりビエンフーと一緒にいたマギルゥの姿は、もう涙なしでは拝めない気がする。
テレサが一号と二号に真名をつけるときのお話もとてもよかったです。
一号・二号、と「物」であることを恐ろしいまでに強調した名前を付けるまでの過程が、テレサの微妙な心の変化とともに丁寧に描かれています。テレサという人の内面を深く知ることができ、エンドガンド領での彼女との会話を思い返すとまた胸が痛い。
他のお話も、すごく良いです。真名や名前の扱いがとても丁寧で、ゲーム本編でもかなり注意して書いていたんだろうなと思える。だから、本当にみんな買ってください(笑)
・マギルゥの初期デザイン(巨乳)が載っているッ!!!!!!
他の書籍では今のところ、イラストレーションズにしか載っていなかったものです。
・DLC設定画のイラストが載っている。
サンプルのページで少し見ることができます。
パーフェクトガイドなどにもDLC衣装は載っていますが、そちらは3Dモデル、ゲーム中でも見られたものですが、公式設定資料集ではデザイン画っていうの?イラストレーターさんが描いたものが載っています。めちゃめちゃかわいいよ。
・過去の描き下ろしイラストがたくさん載っている。
いままでで一番たくさん掲載されていると思います。
とくに、一番くじのラストワン賞のイラストが見られてよかったです!このイラストすごい好き。
・声優さんインタビューもあり。
パーティキャラ6人分しっかり掲載されています。
・オリジナルチャット(平松さん担当)でフィーとラフィが会話している。
これで終わるのが本当にすごい。
内容は、新しい情報なんかもぽろぽろ出てましたが、おおむね私が理解していたとおりで安心しました。またちくちく検証しますけど笑
細かい設定について深く書かれており、世界観をちゃんと知りたいという欲がしっかり満たされました。Q&AのQって誰が出したんだろう、私もいろいろ質問したいことがあるからきいてほしい笑。
とにかくベルセリアが好きな方ももっともっと楽しめる一冊です。
たとえば、この本を読んでいて新たに気付いたこともあって。
プロローグで、ラフィの薬の代金を稼ぐため、ベルベットがアーサーにかわってウリボア狩りにでかけるとき。アーサーは「すまんが頼む」と言い、ラフィは迷惑をかけていることを気にして「ごめんね……お姉ちゃん」と言います。それにベルベットは「ゴメンもスマンもなし!家族なんだから、当然でしょ」と返します。
それから3年後。監獄島タイタニアで、自分を喰って力を手に入れるようにいうシアリーズに、ベルベットは「礼も謝罪も言わないから」と言います。それにシアリーズは「必要ありません。私の望みも同じですから」と返す。
ゴメンもスマンも礼も謝罪もいらない。
この一家は、そういう当たり前のしあわせな家族だったんだな、と改めて気付きました。セリフのひとつひとつにいちいち心が揺さぶられるな、本当に。
ベルセリア関連書籍はいったんこれで落ち着いたのかな?
まだまだ自分の中で整理したいことや、気付いて感動したことを書いていきますので、このブログもまた見に来ていただければ嬉しいです。